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2018/12/16

18年間のボランティア活動(食推協)で山田会長が厚労相表彰<東伊豆町>

 「全国食生活改善大会・全国食生活改善推進員協議会大会」(主催:一般財団法人 日本食生活協会、全国食生活改善推進員協議会、愛知県)が平成30年10月23日(火)愛知県東海市「東海市芸術劇場」で開催された。東伊豆町健康づくり食生活推進協議会の山田やす子会長(76)が大会に出席し、平成30年度の食生活改善事業功労者として厚生労働大臣賞を受賞した。本年度の個人受賞は全国45人、県内では山田会長だけ。賀茂地域で初めての個人受賞だった。

東伊豆町役場で太田長八町長に報告



太田長八町長に厚生労働大臣賞の受賞報告
 山田会長は、平成30年10月29日(月)東伊豆町役場で太田長八町長に厚生労働大臣賞(栄養関係功労者)の受賞を報告した。昨年度は同食推協が同じく厚生労働大臣表彰を受けており、2年連続の栄誉となった。
 山田会長は、推進員19年目、会長職18年目で長年の食生活改善事業への尽力が認められた。「食推一筋に一生懸命がんばってきましたが、受賞されたのは会員と家族の協力があったおかげだと思っています」と太田町長に報告した。そして「今後も『私達の健康は私達の手で』という意識で会員と一緒に食生活改善の活動をして、若い(会員の)世代へ(この事業を)引き継ぎたい」と話した。太田町長は「長い地道な活動が認められ喜ばしい」と称えた。

賀茂連絡会交流会で仲間からのお祝いの言葉
 健康づくり食生活推進協議会の賀茂連絡会交流会が平成30年11月14日(水)に下田市立中央公民館で開催された。開会式で齋藤チヅル連合会長が「食推協の仲間が全国で13万人程いるそうですが、その中で本当に少ない方が表彰されて、今までの長年にわたった食推協の活動に対する受賞だと思います。本当にご苦労様でした。私達もこれから見習いまして、一層の食推協の活動に努めたいと思います」と祝辞があった。続いて、賀茂健康福祉センターの塩川尚子課長からも「地域住民の活動が厚生労働大臣賞として、山田会長が受賞されたということは、この地区として非常に喜ばしいことだと思っています」との祝辞があった。

仲間からのお祝いの言葉


山田会長、厚生労働大臣賞のお祝い会
 厚生労働大臣から山田会長が功労賞されたことのお祝い会(主催:東伊豆町健康づくり食生活推進協議会)が平成30年度12月3日(月)に35名の仲間で行われた。
 

厚生労働大臣賞のお祝い会



 「厚生労働大臣賞おめでとうございます。会長が(事業の)人集めに電話魔とあだ名がつくほど奔走した結果だったと思います。そして、これまで続けられたのは、亡きご主人の力添えの賜物だと思います」と山田副会長の挨拶でお祝い会が開始し、お祝いの言葉があった。

15年前、男性は食推協の会員になれなかった!(男性会員の第1号から)
 15年前、男性は静岡県健康づくり食生活推進協議会の入会が認められていなかったが、「法律で男女共同参画社会があるのに男性が入会できないのはおかしい」と会長がいわれて、東伊豆町では入会が許された。その当時は「裏方でも町の役に立てばいい」と思って活動していたそうだ。その後、会長のおかげで、静岡県健康づくり食生活推進協議会がやっと平成23年に男女共同参画社会づくり宣言をして、男性会員の加入が可能となった。太田長八町長への受賞報告のとき、「県では男性は会に入ってもいいですが、会長は女性じゃないとダメなんですよ。おかしいでしょ!」と会長が報道関係者に訴えていた。現在、男性会員は3名。


山田会長の活動
 この町の食推協は、1997年に設立したボランティア団体で会員42人が在籍し、山田会長を中心に全体事業、町事業の「野菜料理および減塩の普及と故郷料理の伝承とエコクッキング」と「具だくさん味噌汁で減塩の普及」、社会福祉協議会事業の「男の料理教室」などを実施している。具体的には町内幼稚園の年少・年中・年長の保護者と園児を対象にした親子食育教室でお弁当作りを実施し、親子で料理することの大切さを保護者へ普及している。また、稲取保育園の子育て支援センターにおいて具だくさんみそ汁の提供も行っている。

山田会長の活動



 山田会長は、きれいな海を守るために「米のとぎ汁は捨てずに、花や畑の水に使います。無洗米を使用すると、とぎ汁を川や海に流さずに済み、エコにつながります」と、学校の食育や料理教室でエコクッキングを推進している。また、町内幼稚園の保護者と園児を対象(年少・年中・年長)にした親子食育教室でお弁当作りを実施し、親子で料理することの大切さに取り組むように保護者への普及活動をしている。
 マックスバリュー稲取店と東伊豆町が共催で、平成30年10月2日(火)、「おいしく減塩」をテーマに食への関心を高めてもらうためのミニイベント(血流チェックコーナー、味覚チェックコーナー、おいしく減塩コーナー)を実施した。食推協も「食育の日」・「共食の日」普及活動をしているので、山田会長は店内で買い物をしているお客様に声をかけて「水に流せるエコティッシュ」を配布し、各コーナーへ案内する減塩の普及活動を積極的に行なった。

<取材後記>
 お祝い会に参加し皆様のお話を伺って、受賞の報告で会長と町長が交わした「食推一筋に一生懸命がんばってきましたが、受賞されたのは会員と家族の協力があったおかげだと思っています」の会話が理解できました。
 会長はいろんな町関係の役員を頼まれたが、全て断って食推協一本で18年間活動されたそうです。会長のご主人が他界される前の6カ月間、東伊豆町から遠く離れた大きな病院の近くでアパートを借りてご主人を看病された期間だけ、食推の活動ができなかったそうです。その間、当時の副会長をはじめ会員から協力してもらったことに感謝され「皆さんの陰の力があってこその賞です」と何度もおしゃっていました。また、18年間の活動をよくご存じの太田町長だからこそ「長い地道な活動が認められ喜ばしい」と自然にでた言葉のように感じられた。そして、会長が一番お礼を言いたかったのは亡きご主人のような気がしました。

取材:生きがい特派員賀茂地域担当 白神時雄




 


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